今回の旅の目的
- ワインの視察
- ウェディングの視察
- 3度目のドイツ、コロナで断念したリベンジ
🇯🇵 出発 〜 🇩🇪 ドイツ上陸
中部国際空港 ✈️ ハノイ(乗継) ✈️ フランクフルト 🚆 フライブルク 🚗 シュヴァンガウ
🏰 バイエルン古城 〜 🇫🇷 フランス国境越え
ノイシュヴァンシュタイン城・ヴィースの巡礼教会 🚗 ブライザッハ方面(仏・ヴォーゲルグリュン泊)
🍷 アルザス ワイン視察 〜 🇩🇪 フライブルク
ライン川沿いのワイン工場視察・水門見学 🚗 フライブルク旧市街散策
🇨🇭 スイスアルプス越え 〜 🇮🇹 イタリア入国
フライブルク 🚆 ミラノ経由 🚆 ピアチェンツァ
🎬 フィレンツェ視察
ピアチェンツァ 🚗 高速道路 🚗 フィレンツェ(ロケ地巡り)
💒 トスカーナ ウェディング視察
フィレンツェ 🚗 トスカーナのワイナリー・セレモニー会場視察 🚗 ピアチェンツァ帰還
🇹🇷 トランジット 〜 🇯🇵 帰国
ピアチェンツァ 🚕 ミラノ観光・マルペンサ空港 ✈️ イスタンブール(乗継) ✈️ 関西国際空港
欧州周遊旅行記:ドイツ・フランス・イタリアを巡る感動の旅(前半戦)
5月17日(日) 出国とトランジット
1. 中部国際空港から出発(ベトナム航空)
5月17日の夜、中部国際空港からベトナム航空(VN349便)のビジネスクラスを利用して出発しました。機内に乗り込むと、座席はプライベート空間がしっかり保たれたコンパートメントタイプで、非常にリラックスできる造りになっていました。搭乗率は低く、機内はガラガラだったため、周囲を気にすることなく足を伸ばしてくつろぐことができました。5時間というフライトタイムでしたが、出発前日までの慌ただしさをすっかり忘れさせるほど、ゆっくりと快適な空の旅を満喫することができました。
2. ハノイ・ノイバイ国際空港(約10時間のラウンジ滞在)
経由地であるベトナムのハノイには深夜23時に到着しました。当初はトランジットの時間を利用して市内観光に出ることも考えましたが、蒸し暑い気候の中を外歩きすれば疲労が溜まることは間違いありません。そこで予定を変更し、空港のラウンジに籠もってPC作業を進めることにしました。約10時間もの長時間をラウンジで過ごすのは初めての経験でしたが、Wi-Fi環境も整っており、普段のデスクワークと何ら変わらないペースで仕事がはかどりました。さらに、いつでも豊富な食事やドリンク、新鮮なフルーツが楽しめる環境は最高で、特に甘いドラゴンフルーツと本場ベトナムのフォーの美味しさは感動的でした。
5月18日(月) ドイツ上陸とアウトバーンでのドライブ
3. フランクフルト国際空港とドイツ鉄道(ICE)
ハノイからフランクフルトへ向かうVN0037便(マイル利用)も、同じくコンパートメントタイプのビジネスクラスでした。こちらは満席でしたが、日本語音声の映画を楽しみながら12時間を快適に過ごし、早朝6時にフランクフルト空港(FRA)へ到着しました。ターミナル2からターミナル1への移動経路が分からず少しウロウロしてしまいましたが、無事に移動した後は、ドイツ鉄道(DB)の出発時刻までサブウェイで時間を潰しつつZOOM会議をこなしました。空港内には多様なショップが並んでおり、退屈することはありません。予約から実際の乗車までに3時間の余裕を持たせましたが、実際には1時間ほどでターミナル1に到着できたため、もう少し早い時間の列車を予約しても良かったかもしれません。
フランクフルト空港駅から特急列車ICE103に乗車し、フライブルクへ向かいました。車内では予約していた指定席に別の方が座っているというハプニングが発生。おそらく自由席狙いで予約表示を確認していなかったのでしょうが、声をかけてどいていただき、無事に着席できました。
4. フライブルク中央駅(Freiburg Hauptbahnhof)
12時3分に到着したフライブルク中央駅は今回で3度目の利用です。この駅はホームを横断するための地下通路が階段のみとなっており、重いスーツケースを持った旅行者には不便な構造です。しかし今回は過去の教訓を活かし、交差する路面電車方面へ進んでエレベーターを活用するルートを選択。下り方面にはエスカレーターがないため、大荷物の場合は迷わずエレベーターを使うのが、この駅を攻略する最大のポイントです。
5. SIXT(レンタカー)での出発とアウトバーン
フライブルク駅に到着後、事前にチャージしておいたWISEとUBERアプリを使って配車を依頼しました。迎えに来たドライバーはなんと社長自らで、愛車のベンツでの快適な送迎となり驚きました。約15分でレンタカー会社「SIXT」の営業所に到着。スムーズに手続きを終え、13時30分に車を借り出してシュヴァンガウへ向けて出発しました。ドイツの交通ルールは非常に合理的で、街中では10〜30km/hの速度制限が厳密に守られています。一方、郊外の田舎道に出ると80km/hや100km/hに緩和され、さらにアウトバーンでは「速度無制限」になるなど、環境に応じてルールが明確に変わります。誰もがそのルールを順守し、継ぎ目のない高い技術力で作られた美しい舗装路を走るドライブは最高に気持ちが良いものでした。
6. ホテル・ミュラー・ホーエンシュヴァンガウ(Hotel Mueller)
ドライブの途中から小雨が降り出し少し心配しましたが、夕方18時頃、ノイシュヴァンシュタイン城の麓にある湖畔のホテル「Hotel Mueller(ホテル・ミュラー)」に無事に到着しました。この日は雨模様だったことと長距離移動の疲れもあり、外出は控えてそのままホテル内のレストランで夕食を済ませることに。本場ドイツの美味しいビールで乾杯し、心身ともにリフレッシュしました。翌朝は心配していた雨もすっかり上がり、ホテルの窓からは山の上に美しくそびえ立つ古城の姿をはっきりと望むことができました。朝食のビュッフェも素晴らしく、贅沢なスモークサーモンや、珍しいコムハニー(ハチの巣)をパンに乗せて味わうなど、大満足の朝を迎えました。もう1泊して何もしない時間を過ごしたくなるほど、居心地の良い素敵なホテルでした。
5月19日(火) 古城とアルプスの絶景、そしてフランスへ
7. 雄大な絶景が広がる「アルプ湖(Alpsee)」
翌日の午前中、お城の観光へ向かう前に、まずは麓にある「アルプ湖(Alpsee)」へ足を延ばしました。バイエルン地方の豊かな自然に囲まれたこの美しい湖の背後には、雄大なアルプス山脈がそびえ立っています。透明度の高い湖水と、雪を頂いた山々のコントラストがあまりにも美しく、大自然のスケールにしばらく時間を忘れて見とれてしまいました。地図を見ると、この場所がオーストリアとの国境にほど近いことを実感します。静寂に包まれた朝のアルプ湖は、これから始まる古城巡りの前に心を落ち着かせ、大自然のパワーを充電するのに最適なスポットでした。
8. 見どころ満点の「ホーエンシュヴァンガウ城」
アルプ湖の絶景を堪能した後は、すぐ近くの小高い丘に建つ「ホーエンシュヴァンガウ城」を訪問しました。有名なノイシュヴァンシュタイン城を築いたバイエルン王ルートヴィヒ2世が幼少期を過ごしたこの城は、黄色い外観が特徴的です。ノイシュヴァンシュタイン城に比べると観光客の人影は少なく、落ち着いた雰囲気の中でじっくりと見学することができました。内部の装飾や歴史的な展示は非常に見応えがあり、決してメインの城の「前座」で終わらない、見どころ満点の素晴らしい名城でした。
9. 馬車で向かう白亜の城「ノイシュヴァンシュタイン城」
いよいよメインの「ノイシュヴァンシュタイン城」へ。山の上に建つ城へは徒歩やバスという選択肢もありますが、今回は風情ある馬車に乗って山を登りました(料金は現金で8ユーロほどだったと記憶しています)。森の木々の間を吹き抜ける風を感じながらの移動は、とても気持ちの良いものでした。道中、馬が落としたフンを綺麗に掃除する専門の係員がいることにも感心しました。ルートヴィヒ2世が理想を追求して築き上げた白亜の城は、麓から見上げても、間近で見ても圧倒的な美しさでした。
10. 牧草地のど真ん中「聖コロマン教会(St. Coloman)」
ノイシュヴァンシュタイン城から眼下の風景を見下ろした際、広大な農場(牧草地)のど真ん中にポツンと建つ美しい教会に強く惹かれ、下山後に車で向かってみました。そこが「聖コロマン教会(St. Coloman)」でした。到着すると、ちょうど地元の方々の結婚式が行われており、お祝いの温かい雰囲気に包まれていました。シュヴァンガウののどかな平原に佇むバロック様式の教会は絵画のように美しく、ここから麓越しに見上げるノイシュヴァンシュタイン城の姿もまた格別で、立ち寄って大正解のスポットでした。
11. ロココの最高傑作「ヴィースの巡礼教会」
次に向かったのは、世界遺産にも登録されている「ヴィースの巡礼教会」です。のどかな牧草地に建つ外観は非常にシンプルで質素な印象を受けますが、一歩中に入って言葉を失いました。天井から壁面にかけて、「ロココ様式の最高傑作」と称される豪華絢爛な装飾とフレスコ画が広がり、その凄まじい迫力に圧倒されました。ベンチに座ってしばらく見とれてしまうほど感動的な空間でした。訪問の記念としてキャンドルを購入。ちなみに、併設されているカフェでトイレを借りた際は1ユーロの有料でした。
12. スーパー「REWE」での買い出し
ヴィースの巡礼教会で感動を味わった後は、一気に西へ向けて約3時間の大移動を開始しました。目指すはライン川沿いのブライザッハ方面です。ホテルのチェックインが遅くなることが予想されたため、ブライザッハ駅の近くにある大型スーパーマーケット「REWE(レーヴェ)」に立ち寄りました。現地のスーパーで日常的な食材や飲み物を買い込むのも旅行の醍醐味です。長距離ドライブの疲れもありましたが、ここでしっかりと買い出しを済ませてホテルへ向かいました。
13. フランス領土のホテル「Le Caballin」
買い出しを終え、本日の宿泊先であるホテル「Le Caballin」に到着しました。ここはライン川と人工運河であるグランカナル・ダルザスに挟まれた中州(Île du Rhin)に位置しています。チェックインの際、フロントの女性スタッフから「ボンジュール」とフランス語で挨拶され、そこで初めて自分がいつの間にかドイツ国境を越えてフランスのヴォーゲルグリュン村に入っていたことに気づき、大変驚きました。遅めの到着ですっかり疲弊していましたが、陸続きのヨーロッパならではの国境越えの面白さを実感した夜となりました。
欧州周遊旅行記:ドイツ・フランス・イタリアを巡る感動の旅(前半戦)
5月17日(日) 出国とトランジット
1. 中部国際空港から出発(ベトナム航空)
5月17日の夜、中部国際空港からベトナム航空(VN349便)のビジネスクラスを利用して出発しました。機内に乗り込むと、座席はプライベート空間がしっかり保たれたコンパートメントタイプで、非常にリラックスできる造りになっていました。搭乗率は低く、機内はガラガラだったため、周囲を気にすることなく足を伸ばしてくつろぐことができました。5時間というフライトタイムでしたが、出発前日までの慌ただしさをすっかり忘れさせるほど、ゆっくりと快適な空の旅を満喫することができました。
2. ハノイ・ノイバイ国際空港(約10時間のラウンジ滞在)
経由地であるベトナムのハノイには深夜23時に到着しました。当初はトランジットの時間を利用して市内観光に出ることも考えましたが、蒸し暑い気候の中を外歩きすれば疲労が溜まることは間違いありません。そこで予定を変更し、空港のラウンジに籠もってPC作業を進めることにしました。約10時間もの長時間をラウンジで過ごすのは初めての経験でしたが、Wi-Fi環境も整っており、普段のデスクワークと何ら変わらないペースで仕事がはかどりました。さらに、いつでも豊富な食事やドリンク、新鮮なフルーツが楽しめる環境は最高で、特に甘いドラゴンフルーツと本場ベトナムのフォーの美味しさは感動的でした。
5月18日(月) ドイツ上陸とアウトバーンでのドライブ
3. フランクフルト国際空港とドイツ鉄道(ICE)
ハノイからフランクフルトへ向かうVN0037便(マイル利用)も、同じくコンパートメントタイプのビジネスクラスでした。こちらは満席でしたが、日本語音声の映画を楽しみながら12時間を快適に過ごし、早朝6時にフランクフルト空港(FRA)へ到着しました。ターミナル2からターミナル1への移動経路が分からず少しウロウロしてしまいましたが、無事に移動した後は、ドイツ鉄道(DB)の出発時刻までサブウェイで時間を潰しつつZOOM会議をこなしました。空港内には多様なショップが並んでおり、退屈することはありません。予約から実際の乗車までに3時間の余裕を持たせましたが、実際には1時間ほどでターミナル1に到着できたため、もう少し早い時間の列車を予約しても良かったかもしれません。
4. フライブルク中央駅(Freiburg Hauptbahnhof)
フランクフルト空港駅から特急列車ICE103に乗車し、フライブルクへ向かいました。車内では予約していた指定席に別の方が座っているというハプニングが発生。おそらく自由席狙いで予約表示を確認していなかったのでしょうが、声をかけてどいていただき、無事に着席できました。12時3分に到着したフライブルク中央駅は今回で3度目の利用です。この駅はホームを横断するための地下通路が階段のみとなっており、重いスーツケースを持った旅行者には不便な構造です。しかし今回は過去の教訓を活かし、交差する路面電車方面へ進んでエレベーターを活用するルートを選択。下り方面にはエスカレーターがないため、大荷物の場合は迷わずエレベーターを使うのが、この駅を攻略する最大のポイントです。
5. SIXT(レンタカー)での出発とアウトバーン
フライブルク駅に到着後、事前にチャージしておいたWISEとUBERアプリを使って配車を依頼しました。迎えに来たドライバーはなんと社長自らで、愛車のベンツでの快適な送迎となり驚きました。約15分でBerta-Ottenstein-Straßeにあるレンタカー会社「SIXT」の営業所に到着。スムーズに手続きを終え、13時30分に車を借り出してシュヴァンガウへ向けて出発しました。ドイツの交通ルールは非常に合理的で、街中では10〜30km/hの速度制限が厳密に守られています。一方、郊外の田舎道に出ると80km/hや100km/hに緩和され、さらにアウトバーンでは「速度無制限」になるなど、環境に応じてルールが明確に変わります。誰もがそのルールを順守し、継ぎ目のない高い技術力で作られた美しい舗装路を走るドライブは最高に気持ちが良いものでした。ただ、途中で給油に立ち寄ったガソリンスタンドの料金の高さには少し驚かされました。
6. ホテル・ミュラー・ホーエンシュヴァンガウ(Hotel Mueller)
ドライブの途中から小雨が降り出し少し心配しましたが、夕方18時頃、ノイシュヴァンシュタイン城の麓にある湖畔のホテル「Hotel Mueller(ホテル・ミュラー)」に無事に到着しました。この日は雨模様だったことと長距離移動の疲れもあり、外出は控えてそのままホテル内のレストランで夕食を済ませることに。本場ドイツの美味しいビールで乾杯し、心身ともにリフレッシュしました。翌朝は心配していた雨もすっかり上がり、ホテルの窓からは山の上に美しくそびえ立つ古城の姿をはっきりと望むことができました。朝食のビュッフェも素晴らしく、贅沢なスモークサーモンや、珍しいコムハニー(ハチの巣)をパンに乗せて味わうなど、大満足の朝を迎えました。もう1泊して何もしない時間を過ごしたくなるほど、居心地の良い素敵なホテルでした。
5月19日(火) 古城とアルプスの絶景、そしてフランスへ
7. 雄大な絶景が広がる「アルプ湖(Alpsee)」
翌日の午前中、お城の観光へ向かう前に、まずは麓にある「アルプ湖(Alpsee)」へ足を延ばしました。バイエルン地方の豊かな自然に囲まれたこの美しい湖の背後には、雄大なアルプス山脈がそびえ立っています。透明度の高い湖水と、雪を頂いた山々のコントラストがあまりにも美しく、大自然のスケールにしばらく時間を忘れて見とれてしまいました。地図を見ると、この場所がオーストリアとの国境にほど近いことを実感します。静寂に包まれた朝のアルプ湖は、これから始まる古城巡りの前に心を落ち着かせ、大自然のパワーを充電するのに最適なスポットでした。
8. 見どころ満点の「ホーエンシュヴァンガウ城」
アルプ湖の絶景を堪能した後は、すぐ近くの小高い丘に建つ「ホーエンシュヴァンガウ城」を訪問しました。有名なノイシュヴァンシュタイン城を築いたバイエルン王ルートヴィヒ2世が幼少期を過ごしたこの城は、黄色い外観が特徴的です。ノイシュヴァンシュタイン城に比べると観光客の人影は少なく、落ち着いた雰囲気の中でじっくりと見学することができました。内部の装飾や歴史的な展示は非常に見応えがあり、決してメインの城の「前座」で終わらない、見どころ満点の素晴らしい名城でした。
9. 馬車で向かう白亜の城「ノイシュヴァンシュタイン城」
いよいよメインの「ノイシュヴァンシュタイン城」へ。山の上に建つ城へは徒歩やバスという選択肢もありますが、今回は風情ある馬車に乗って山を登りました(料金は現金で8ユーロほどだったと記憶しています)。森の木々の間を吹き抜ける風を感じながらの移動は、とても気持ちの良いものでした。道中、馬が落としたフンを綺麗に掃除する専門の係員がいることにも感心しました。ルートヴィヒ2世が理想を追求して築き上げた白亜の城は、麓から見上げても、間近で見ても圧倒的な美しさでした。
10. 牧草地のど真ん中「聖コロマン教会(St. Coloman)」
ノイシュヴァンシュタイン城から眼下の風景を見下ろした際、広大な農場(牧草地)のど真ん中にポツンと建つ美しい教会に強く惹かれ、下山後に車で向かってみました。そこが「聖コロマン教会(St. Coloman)」でした。到着すると、ちょうど地元の方々の結婚式が行われており、お祝いの温かい雰囲気に包まれていました。シュヴァンガウののどかな平原に佇むバロック様式の教会は絵画のように美しく、ここから麓越しに見上げるノイシュヴァンシュタイン城の姿もまた格別で、立ち寄って大正解のスポットでした。
11. ロココの最高傑作「ヴィースの巡礼教会」
次に向かったのは、世界遺産にも登録されている「ヴィースの巡礼教会」です。のどかな牧草地に建つ外観は非常にシンプルで質素な印象を受けますが、一歩中に入って言葉を失いました。天井から壁面にかけて、「ロココ様式の最高傑作」と称される豪華絢爛な装飾とフレスコ画が広がり、その凄まじい迫力に圧倒されました。ベンチに座ってしばらく見とれてしまうほど感動的な空間でした。訪問の記念としてキャンドルを購入。ちなみに、併設されているカフェでトイレを借りた際は1ユーロの有料でした。
12. スーパー「REWE」での買い出し
ヴィースの巡礼教会で感動を味わった後は、一気に西へ向けて約3時間の大移動を開始しました。目指すはライン川沿いのブライザッハ方面です。ホテルのチェックインが遅くなることが予想されたため、ブライザッハ駅の近くにある大型スーパーマーケット「REWE(レーヴェ)」に立ち寄りました。現地のスーパーで日常的な食材や飲み物を買い込むのも旅行の醍醐味です。長距離ドライブの疲れもありましたが、ここでしっかりと買い出しを済ませてホテルへ向かいました。
13. フランス領土のホテル「Le Caballin」
買い出しを終え、本日の宿泊先であるホテル「Le Caballin」に到着しました。ここはライン川と人工運河であるグランカナル・ダルザスに挟まれた中州(Île du Rhin)に位置しています。チェックインの際、フロントの女性スタッフから「ボンジュール」とフランス語で挨拶され、そこで初めて自分がいつの間にかドイツ国境を越えてフランスのヴォーゲルグリュン村に入っていたことに気づき、大変驚きました。遅めの到着ですっかり疲弊していましたが、陸続きのヨーロッパならではの国境越えの面白さを実感した夜となりました。
欧州周遊旅行記:ドイツ・フランス・イタリアを巡る感動の旅(中・後半戦)
5月20日(水) アルザスワインとライン川ののどかな風景
14. バディッシャー・ヴィンツァーケラー(ワイン工場)
ブライザッハにある巨大なワイン工場「Badischer Winzerkeller(バディッシャー・ヴィンツァーケラー)」へ。事前にメールを送っていましたが返信がなく、ノーアポでの突撃訪問となりました。ここは15年前にも訪れた思い出の場所で、「昔4000本買った」と伝えると、なんと当時の記録が残っていたようで大歓迎を受けました。快く試飲をさせてくれ、翌日にはお土産用の4種類のワインを用意してもらう約束を取り付けることに成功。直接足を運ぶことの大切さを実感した瞬間でした。
15. 15年前の思い出の高台へ
ワイン工場での嬉しい再会の後、どうしても行きたかった場所へ向かいました。それは15年前に訪れた記憶に強く残っていた高台です。Googleマップを頼りに車を走らせると、眼下にはブドウ畑とライン川の広大な風景が広がり、当時の懐かしい記憶が鮮明に蘇ってきました。旅先でかつての足跡をたどる時間は、何にも代えがたい特別な体験です。
16. 老夫婦の温かいレストラン「Elsäßer Hof」
お腹が空いて飛び込んだ「Restaurant Elsäßer Hof」は、英語メニューがない完全なローカル店でした。店を切り盛りするフランス人の老夫婦と、片言の英語と身振り手振りでメニューの内容を聞きながら注文。言葉の壁を越えた温かいやり取りがとても楽しい時間でした。ただ、お味に関しては値段の割に少し控えめな印象で、日本の安くて美味しい食事のありがたみを改めて感じるきっかけにもなりました。
17. ライン川の巨大水門「Écluses EDF de Vogelgrun」
午後は、ライン川と人工運河である「グランカナル・ダルザス」の高低差を調整する巨大な水門施設へ。ライン川の浅瀬を回避するために作られたこの運河を、スイスのバーゼル方面へ向かう巨大なリバークルーズ客船が通り抜ける様子を見学しました。まるでテレビのドキュメンタリー番組を見ているかのようなダイナミックな光景で、1時間ほどのんびりと眺めながら、船上の人たちに手を振って穏やかな時間を楽しみました。
5月21日(木) フライブルクへの帰還と旧市街散策
18. インターシティホテル フライブルクへの荷物預け
翌日、約束していたワインを受け取った後、フライブルクへ戻りました。駅の真ん前にある「インターシティホテル フライブルク」にドキドキしながら車を停め、大きな荷物を預けました。ここのホテルのスタッフは非常に親切で、ケトルや電子レンジも快く貸してくれ、旅の疲れを癒やすのにとても助かりました。その後、「SIXT」の営業所へ向かい、共に旅をしたベンツのレンタカーを無事に返却しました。
19. 活気あふれるフライブルク旧市街と大聖堂
レンタカー返却後は、路面電車に乗ってフライブルクの旧市街へ。古い街並みが美しく保存されたこのエリアは、多くの人で賑わい、見どころが満載です。途中でふらりとマクドナルドに入ってみるなど、現地の日常も体験しました。そして、街のシンボルである「フライブルク大聖堂(Freiburger Münster)」へ。巨大な時計塔を持つゴシック様式の建築は圧倒的な迫力で、歩き疲れるまで街の魅力を存分に堪能しました。
5月22日(金) 列車でアルプスを越え、いざイタリアへ
20. ドイツ鉄道のトラブルと、スイスアルプスの絶景
ミラノへ向けて特急列車(ECE151)に乗車する際、発車5分前にプラットホームが突然変更されるという海外らしいトラブルに遭遇しました。大荷物を抱えてエレベーターへ猛ダッシュ。乗り遅れて焦る日本人観光客の姿もありましたが、事前の警戒が功を奏し無事に乗り込めました。列車はスイスの山越えのためゆっくりと進み、車窓からは湖とアルプスの山々が織りなす最高に美しい絶景が広がっていました(隣の席の女性たちがとても賑やかだったのも、今となっては旅のスパイスです)。
21. 激混みのミラノ中央駅と、合理的なローカル列車
ものすごい人混みのミラノ中央駅に到着し、その喧騒に少し圧倒されつつ、次のピアチェンツァ行きのローカル列車を待ちました。プラットホームが直前まで決まらず、15分ほど待たされた挙句に一番端のホームが指定され、移動に一苦労しました。しかし、乗車したイタリアの列車は座席の下にスーツケースをすっぽり格納できる高さがあり、日本の新幹線にもぜひ導入してほしいと思うほど非常に合理的で感動しました。
22. B&B HOTEL Piacenzaと、イタリアのスーパー事情
ピアチェンツァの駅からUBERで「B&B HOTEL Piacenza」へ。チェーンホテルらしく洗練された清潔な空間で、共有スペースには電子レンジも完備されていました。夕食の買い出しで地元のスーパーへ行きましたが、イタリアではオーブン調理が主流なのか、電子レンジで温めるだけの惣菜が極端に少なく困惑。結局、ホテルで持参したお米と、スーパーで買った本場のピザを温めて食べましたが、さすがイタリア、冷凍ピザでも驚くほどの美味しさでした。
5月23日(土) 映画『インフェルノ』の世界、フィレンツェへ
23. 緊張のイタリア・ドライブと「ZTL」の洗礼
翌朝、ピアチェンツァのHertzで再びレンタカーを借りました。イタリアの運転はドイツの整然とした環境とは打って変わり、荒く無秩序な印象を受けます。高速道路(A1)を使って一気にフィレンツェへ向かいましたが、最大の難関は市街地の「ZTL(交通制限区域)」でした。一般車が許可なく進入すると高額な罰金が科せられるため、標識に極度の緊張を強いられながら、なんとか宿泊先の「ニルホテル フローレンス(NilHotel Florence)」に到着しました。
24. フィレンツェ市街地と『インフェルノ』ロケ地巡り
ホテルで知人の林さんと合流し、タクシーとバスで観光客であふれかえるフィレンツェの中心部へ。林さんの素晴らしいガイドのもと、映画『インフェルノ』のロケ地を巡りました。ミケランジェロ広場やヴェッキオ橋など、物語の背景を知りながら歩くことで映画の世界観が10倍楽しめました(帰国後の機内で映画を見返してさらに納得!)。ガイドさんの威力を痛感した一日です。
25. 絶品ジェラートと、1本1200円の高級な水
林さんに教えてもらった地元の名店で食べたジェラートは格別の美味しさでしたが、初夏のイタリアの暑さと石畳を歩き回った疲労で完全にバテてしまいました。ホテルに戻った後、喉の渇きに耐えかねてミニバーの水を一気に2本飲み干しましたが、後で確認すると1本3ユーロ(2本で約1200円)。思わぬ出費に苦笑いしつつも、それすら良い思い出となるほど濃密な一日でした。
5月24日(日) トスカーナの美しいウェディング会場
26. トスカーナのワイナリー視察
この日は林さんと共に、トスカーナ地方にあるワインセラーを兼ねたセレモニー(挙式)会場の視察へ向かいました。なだらかな丘陵地帯に広がるブドウ畑や、トスカーナ特有の糸杉が並ぶ風景は息を呑むほどの美しさです。素晴らしいロケーションの中で昼食を取りながら、ゆったりとした時間の中でビジネスの話も前向きに進めることができました。夕方に林さんをフィレンツェへ送り届け、再びピアチェンツァの「B&B HOTEL Piacenza」へ戻りました。
5月25日(月)〜26日(火) 帰国路での最高のおもてなし
27. マルペンサ空港とターキッシュエアラインズ
Hertzでレンタカーを返却後、今回は歩かずにタクシーでピアチェンツァ駅へ。確実に座るため指定席を取ってミラノへ向かい、早足で空港行きの列車に乗り継ぎました。ミラノ・マルペンサ空港(MXP)ではカウンターのオープンが2時間半前だったため長く待ちましたが、無事にターキッシュエアラインズの機内へ。エコノミークラスでも座席は快適で、機内食の美味しさと充実した映画ラインナップに旅の疲れが癒やされました。
28. イスタンブール空港の豪華ラウンジ
乗り継ぎで利用したイスタンブール空港は、まるで巨大なショッピングモールのようなスケール感でした。そこにあるラウンジは、これまでのラウンジの概念を覆すほどの広さと豪華さ。提供される食事は過去一番と言えるほどのクオリティで、長旅の終盤に最高のおもてなしを受けることができました。トランジットの時間をただ待つのではなく、特別な体験に変えてくれる素晴らしい空間でした。
29. 関西国際空港到着、そして岐阜への帰路
イスタンブールからのフライトも快適に過ごし、無事に関西国際空港(KIX)に到着しました。10日間にわたる欧州周遊の長旅でさすがに疲労がピークに達していたため、無理をせず大阪で1泊することに。大きな荷物はすべて宅配便で自宅へ送り、翌日、身軽な状態で鈍行列車に揺られながら岐阜への帰路につきました。トラブルも感動も盛りだくさんの、本当に実りあるリベンジ旅となりました。
2026年5月

